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今年の 行動指針となる漢字、大切にしていきたい漢字は ~№ 1978~

おはようございます。
土屋佳瑞です。

連休が明けて、街には
子供たちの登下校の姿が見られるようになりました。
新学期が始まると
確実に2018年が始まった感がありますね。

先日のメルマガでも触れていましたが
ここ数年決めているのが
「今年の漢字」

いつも秋ごろからどんな漢字がいいかなと
イメージを膨らませているのですが
今年はもう、これしかない!
と11月に決定していました。

その字は
「優」

そう、「優しい」の「優」です。

その背景にあるのは
しつこいですが(^^ゞ
もちろん
昨年11月に経験した頸椎ヘルニアです。

症状の軽い人強い人、いろいろあるようですが
私の場合は、かなり痛みが強く
しばらくの間 立って何かをする、
ということ自体が難しい状態でした。

日常の些細な行動すべてが一気に難しく、
まるで苦行のようになる中で
一番心に感じたのが、人の優しさ。
優しさの、強さでした。

 

そのころは毎週、
朝一番に病院に行っていたのですが
(この時も、運転ができない為
高齢の父が送迎してくれていました)
受付が始まるまでは扉が閉まっているため
クリニックの外で
リハビリに来た高齢の患者さんたちと一緒に
立って順番を待っていました。

朝一番にリハビリに来る患者さんの多くは
今日の予定がいっぱいの
元気でおしゃべりな方が多くとても賑やか。

そんな中、ひとり病院の外壁に体を預けて
ひたすら痛い左腕をさすりながら
険しい表情で待っていると
「どこが痛いの?」
ととなりにいた60代くらいの女性が
そっと尋ねてきました。

玄関が空き、一斉に患者さんたちが
受付に向かいます。
私もあとに続いていくのですが
皆さんの方が動きが速いので

私は
受付は何番目になったかなあ・・・
と思いながら靴を脱いでいると
その女性が
「どうぞ」
と私の分のスリッパを出してくれたのです。

そして私の靴を
「ここにいれとくね」
とシューズボックスにまで
入れてくださいました。

靴を脱ぐことも、棚の扉を開けて
スリッパを取ることはもちろん
しゃがんで自分の靴を持ち上げることも
その時は痛くて痛くてたまらなかったので

初対面の人の親切が
本当に、嬉しくてうれしくて
心に ふわっとあったかいものがあふれました。

なんてことのない動作に
四苦八苦してはいても
そこに居る誰より若く、
見た目にわかるような怪我もない私には
これまで一度もそんな声が
かかったことはありません。

私自身も 自宅の中ならともかく
外に出たら
それは仕方ないと思っていました。

でも、痛みを抱えている時の
こういうちょっとした親切や気遣いが
こんなにも嬉しいものだったなんて。

その一瞬の出来事で、
大きな力が自分の中から
湧いてくるのが分かりました。

 

親切とか、優しさとか。

これまでそれは大事なことだ、
なんて思っていただけで

その力が
いかに大きく、強いものかを
実感した出来事でした。

 

この時は期間限定とはいえ
家族にもずいぶん助けてもらいました。

娘のいない我が家ですが
毎日の食事や家事は
夫や帰省した息子が
交代でサポートしてくれ、
両親からも送迎や差し入れ等
頼ればまだまだ元気なところを
見せてもらえました。

もちろん
仕事の上では沢山の仲間の力に
助けてもらい
お客様やクライアントさんにも
優しいエールをいただきました。

 

損得勘定のない
素直な、優しさ。

甘さではない、
相手の可能性を心から信じる
真の優しさ。

それが人の力を発揮させるのだと
強く思います。

 

ゆえに
2018年は
「優」
これを日常の行動の指針とします。

そして 仕事の上では
自分を信じ、信念を形にする
「信」
これを大切にしていきます。

 

あなたの 2018年は
何を大切にし
何を指針としていきますか?

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