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旅は道連れ、環境も友達 ~№ 1974 ~

雨の土曜、短い旅に出ました。

何度も乗っている北陸新幹線の車内も、
今日は家族連れが沢山乗っていて
連休ムードがいっぱい。

赤ちゃんの小さな泣き声、
お子さんをあやすお母さんの声、
幼い子供とおばあちゃんの会話・・・
家族の楽しい時間を感じるほんわかとした
空気が流れていて、ほっこりした気分です。

不特定多数の人が乗る車内では
こういった外の声や環境をどう捉えるか、
その気持ちの持ち方も結構大事ですよね。

いつだったか雑誌に掲載されていた
ある著名人のエッセイで
「新幹線の中で、
“いかにも自分は仕事がデキます風”な
若いサラリーマンのPCのキーをたたく音が
目障りでしょうがない」
というような記述があって

新幹線移動中は集中して仕事ができて
本当にありがたい♪
と思っていた私はちょっとドキッ。

確かに、静かな車内に
キーをたたく音が延々と響くと
せっかく静かに眠りたいのに・・・
という方にとってはいい迷惑ですよね。

ですが なんとなく
「キーをたたく音」もそうですが
「いかにも仕事デキます風」な
その人のふるまい、佇まいのほうが
気になったのかなと想像しました。

実際、そんなにバンバンと強く
キーを叩かなくても使えますしね。

私も、これまで何度も車内で
仕事をしている人を見かけますが
多くの方は 荷物や足を大きく広げたり
することなく、静かに、スマートに
作業をされているようです。

 

私自身も、
PCを使うのは隣の席が空いている時のみで、
時間も乗車時間の半分くらいと決めています。

また、座席につく前は必ず
後ろの方に「少し倒していいですか?」
と一言伝えていますが
この短い会話でアイコンタクトをとることで
その後も気持ちよくすごせます。

いわゆるマナーとしての
手法はもっと他にもあるのかもしれませんが
周囲の環境に自然に馴染み、
自分の存在を必要以上に目立たせない、
という視点で見ると
その時、その場に応じたやり方が
見つかるのではと思います。

実際、移動中はものを考えたり
まとめたりするのにとてもいいので
私にとって筆記用具は必需品。
ノートに書いたり、スマホに記録したり。
もちろん読書も。

そしてその合間に聞こえてくる
他の乗客の会話や様子などは
私にとって、偶然がもたらすヒントの到来。

疲れたら車外の景色をぼ~~っと眺め・・。

自分で運転しなくても前に進むんだから
私にとっては本当に至福の時間です。

 

この連休に旅行や仕事で移動される方。
その移動を支えてくれている方、
皆さんにとって 気持ちのいい連休でありますように。

 

土屋佳瑞ブログ
”違いが価値になる” ~ № 1974~

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